はじめに – 友人の娘が体験した中学受験の現実
こんにちは。たかみやです。今日は私の友人から聞いた話を通して、子どもの学習教材選びの大切さについてお話ししたいと思います。
私の友人の娘さんは、小学4年生から中学受験を目指して勉強を始めました。塾に通い友達との遊びもセーブして憧れの中学校に入学したい気持ちを持って一生懸命に勉強していたそうです。
しかし、6年生になって受けた模試の結果は20点台という厳しいものだったようです。
この結果にショックを受けた娘さんは、「もう中学受験の勉強はしたくない」と言い、中学受験をやめてしまうようです。2年間という貴重な時間と努力を費やしたにも関わらず、このような結果になってしまったのです。
確かに2年以上頑張って勉強してきて、その結果が20点台だとしたら、大人でも心が折れてしまいますよね。まして小学生の子どもであれば、学習に対する意欲を失ってしまう気持ち分かります。

問題の根本原因 – 子どものレベルに合わない問題
なぜ、とても頑張っていたのに、結果が出なかったのでしょうか?
その原因は、その子どものレベルに合わない教材を使い続けていたのではないかと思います。
中学受験の問題集や教材は、小学校の授業よりも非常に難しい内容が含まれています。
基礎的な内容を十分に理解していない状態で、いきなり難しい応用問題に取り組んでも、子どもは「分からない」「解けない」という体験ばかりを積み重ねることになります。
- 問題が解けない → 自信を失う
- 自信がない → 楽しくない
- 楽しくない → さらに成績が上がらない
- 成績が上がらない → やりたくない
子どもの学習において最も大切なのは、適切なレベルの問題に取り組み、以下のような「解ける」という成功体験を積み重ねることかと思っています。
- 問題が解ける → 楽しい
- 楽しい → 成績が上がる
- 成績が上がる → もっとやりたい
- もっとやりたい → もっと知りたい

基礎固めの重要性と継続学習のコツ
では、どのような教材選びが子どもの学習意欲を保ちながら、確実な学力向上につながるのでしょうか。
私の経験上、最も重要なのは基礎問題を中心とした教材で、8割以上点数が取れる教材がいいのではと思います。
我が子の場合は、中学受験の勉強で要求される難易度ではなく、小学校のカラーテストレベルかもうちょい難しいぐらいが適当だと思っていました。
毎回100点だと物足りなさがあるかもしれませんが(しかし我が子は100点が続いていても物足りなさは感じず、十分達成感を感じていました)、半分も解けなければその子にとって難しすぎる教材だと思います。
私自身も高校入学後の初めてのテストや模試で数学の点数を高く取ったことによって「私って数学得意かも?」と思ったことがあります。点数が取れると自然に自信がつきますよね。

とはいうものの、中学受験をしない長男にも、あえて難易度の高い問題に挑戦させていた時期があります。
当時、中学受験をする同級生に比べて、わが子も何かしないと置いていかれるのではないかという焦りを感じていました。
しかし、次第にこれは子どものためというより、他の家庭と比べて引け目を感じている私自身の気持ちを満たすための自己満足なのではないかと思うようになりました。
このことに気づいてからは、中学受験レベルの問題を解かせるのをやめました。


我が家の長男が体験したポピーでの学習効果
ここで、我が家の長男の体験談をご紹介したいと思います。長男は小学6年生のときにポピーを使って学習していました。
ポピーの特徴として、基礎問題が中心ということが挙げられます。そのため、長男は毎日の学習で適度に点数を取ることができ、「今日も頑張った」という達成感を感じながら学習を続けることができました。
小学生向け教材「ポピー」は学年が上がるとレベルが上がる?
6年生のポピーは、中学校進学を見据えた内容になっており、以下のような工夫がされていました:
レイアウトの変化 6年生になると、教材のレイアウトが少し大人っぽいデザインに変わります。これにより、子どもは「中学生になる準備をしている」という意識を持つことができました。
発展問題の適切な配置 基本問題で基礎を固めた上で、適度に発展問題が出題されるようになります。
しかし、これらの発展問題も、基本的な内容が理解できていれば「全然解けない」ということにはなりません。
私の長男もそれまでポピーで基礎をしっかり固めていたので、発展問題が出ても全く解けないということはありませんでした。
それどころか、「お、これは解きごたえがあるな」と感じるような問題もあり、それを解けたときの達成感はひとしおだったようです。
この「達成感」は、子供の勉強へのモチベーションを維持するために非常に大切です。
ポピーは、基礎固めから発展問題まで、無理なくステップアップできる構成になっているので、「もっと勉強したい!」という子供の気持ちを自然に引き出すことができます。


塾なし家庭教育を成功させるための教材選びのポイント
塾に通わずに家庭で学習を進める場合、教材選びは以下のようなポイントを考慮することをお勧めします:
・子どもの現在のレベルに合っているか 背伸びしすぎた教材ではなく、子どもが確実に理解できるレベルから始められる教材を選びましょう。
・継続しやすい構成になっているか 我が子が毎日少しずつでも続けられる適切な分量と難易度かを確認しましょう。
・成長に合わせて自然な形でレベルアップするかが理想的です。
・達成感を感じられる構成になっているか 「できた」という成功体験を積み重ねられるような問題構成になっているかが重要です。
まとめ – 子どもの学習意欲を保つ教材選びを
友人の娘さんの中学受験挫折体験を聞いて、どんなに時間をかけて勉強しても、子どものレベルに合わない教材では、学習に対する意欲そのものを失わせてしまう危険性があります。
一方で、我が家の長男のポピー体験のように、適切なレベルの教材を選ぶことで子どもは楽しく学習を続けながら、確実に学力を向上させることができます。
塾なしでの家庭教育を成功させるためには、何よりも子どもが継続して取り組める教材選びが重要です。高度な内容よりも、まずは基礎をしっかりと固め、子どもの自信と学習意欲を育てることから始めてみてはいかがでしょうか。


ポピーは、難しい問題集で挫折してしまった友人の娘さんのような子供に、ぜひ使ってほしい教材です。
子供に合ったレベルの教材を選んであげることが、子供のやる気を引き出し、勉強を長く続けるための秘訣です。
あなたのお子様も、ポピーで「わかる!」「できる!」の楽しさを体験してみませんか?