こんにちは。たかみやです。
- 塾に行かせずに高校受験を乗り切れるのか不安
- 通信教育がたくさんあって、どれを選べばいいかわからない
- 塾に通わせるといくらかかるのか、正直こわくて調べられていない
わが家の中3の長男と中1の次男は、どちらも塾なしです。長男は中3一学期の期末テストで5教科455点、素内申は40。第一志望の都立高校まではあと3という位置です。
とはいえ、最初から今の形にたどり着いたわけではありません。進研ゼミを1年で退会し、市販の問題集に戻り、中3の8月にZ会に入る——という遠回りをしています。
この記事では、わが家が実際に使った通信教育4つを、料金・分量・合わなかった点まで正直にお伝えします。どれが一番いいかではなく、どんなご家庭にどれが合いそうかという形でまとめました。
結論:通信教育は必要。でも「塾の代わり」ではありません

先に結論からお伝えします。塾なしで受験に向かうなら、通信教育はあったほうがいいと感じています。ただ、塾の代わりとして使うものではないと思っています。
塾なしの家庭学習で困るのは、教材がないことではありませんでした。困ったのは次の3つです。
- 何をどの順番でやればいいかわからない(カリキュラムがない)
- 今の実力が全国のどのあたりかわからない(模試以外に指標がない)
- 記述問題を採点してくれる人がいない(親ではどうしても限界があります)
市販の問題集だけでやろうとすると、この3つが全部こちらの肩にのしかかってきます。通信教育は、この穴を埋めるために使うものだと考えると、選ぶときに迷いにくくなりました。
逆に言うと、ご家庭で埋まっていない穴がどれなのかが先に決まっていないと、教材を選んでも活かしきれないのかもしれません。わが家が中3の8月にZ会を足したのも、③の記述の採点だけがどうしても埋められなかったからでした。
わが家が実際に使った通信教育4つ
たかみや料金はすべて税込です。金額は変わることがあるので、最新のものは各社の公式サイトでご確認いただけると安心です。
進研ゼミ中学講座


長男が中1の1年間使い、いまは次男(中1)が使っています。
受講費は公式サイトで確認した2026年4月時点で、12か月一括払いなら中1・中2が月あたり7,140円、中三受験講座が7,190円。毎月払いだと8,290円/8,330円です。入会金はかからず、ハイブリッドスタイルの専用タブレット代も0円でした(6か月未満で退会・スタイル変更した場合のみ8,300円)。
以前わたしは「紙教材のほうが少し安め」と書いていたのですが、いまはタブレットと紙、どちらのスタイルでも同額でした。
進研ゼミのいいところは、教材の質というより続く仕組みが整っているところだと感じています。赤ペン先生の添削、全国実力診断テスト、電子書籍、教科質問ひろば。定期テスト対策問題集も、中学生がひとりで回せるように作られていて、後から入ったZ会と比べると、この親切さは違いました。
一方で、長男は中1の終わりに退会しています。理由は教材が悪かったからではありません。進研ゼミに集中しすぎて、学校のワークがおろそかになってしまったからでした。提出物がギリギリになることが続き、内申を考えると学校の課題が先だなと、方針を戻した形です。
通信教育は、学校の課題を終えたうえで回せる分量かどうかが、続くかどうかの分かれ目になるのかもしれません。


「まずは中身を見てから決めたい」という方は、無料の資料請求で実際の教材見本が届きます。わが家も申し込み前に取り寄せて、紙面の見やすさを確認してから決めました。
Z会 中3(高校受験コース)


2026年8月から使っています。高校受験コース・5教科セットAで、6か月一括払いだと月15,088円(12か月一括払いなら月13,500円)。4つのなかでは、いちばん高い教材です。
それでも入れたのには理由がありました。第一志望の都立高校の入試問題を長男に解かせてみたところ、難しめの英作文と、長めの記述問題・作文が出ることがわかったんです。それまで使っていた学研ニューコースには添削がないので、本人が「自分の記述のどこが足りないのか」に気づけない状態でした。
わたしが採点しようともしたのですが、記述と作文はやはり限界がありましたので、Z会に入会しています。
1か月使ってよかったのは、この3つです。
- 添削が3営業日ほどで返ってくるので、勉強のテンポが崩れない
- 間違えた「理由」まで書いてくれる
- 添削問題が20点満点の数問だけなので、提出のハードルが低い
分量が重いイメージがあったのですが、添削課題そのものは驚くほど軽かったです。長男も「思ったより気にならない」と言っていて、結果的に勉強時間が増えました。
気になった点も正直にお伝えします。進研ゼミに比べるとUIがわかりにくく、目的のところにたどり着くまで迷います。それから、保護者IDから子どもの実際の画面が見られません。進捗の数字は見えるのですが、何をどう解いたかまではわからない作りでした。


Z会は資料請求で「おためし教材」が届きます。添削問題の実物が入っているので、記述の量が本当にお子さんに合うかを、申し込む前に確かめられます。
スタディサプリ


ベーシックコースが月2,178円、12か月一括払いなら月あたり1,815円(総額21,780円)。入会金・初期費用はかかりません。無料体験からはじめて、いまも続けています。
わが家では予習の担当として使っています。中3の夏は、英語と数学の二学期の範囲を先に動画で見せてから問題演習に入る、という流れを作りました。
長男は数学の授業を「面白い」と言って、声をかけなくても毎日見るようになりました。次男は英語で、先生のあとに続けて発音を声に出せるところがよかったようです。親の声かけなしで自分から勉強しはじめることもありました。また、毎日どのくらい勉強したかを保護者宛のメールで知らせてくれます。
気になったのは1つだけで、パソコンで使うときトラックパッドが計算問題に向かないことです。タブレットとタッチペンか、紙のノートを横に置く前提で考えたほうがよさそうです。
わが家が試したときは無料体験が1か月だったのですが(Webサイトからクレジットカード決済で申し込んだ場合のみ)。試されるときは、期間を意識して計画を立てておくと安心だと思います。


スタディサプリには1か月の無料体験があります。まず数学の動画を1本見せてみて、お子さんの反応をみるのがいちばん確実だと思います。
NHK 中学生の基礎英語 レベル1


厳密には通信教育ではないのですが、塾なしの英語の土台としてとてもよかったので少し紹介します。次男が中学入学の4月から使っていて、かかるのはテキスト代の月710円だけです。
1回15分。聞くだけでなく、書く・話す練習まで入っています。テキストの質が高く、イラストも解説も中学生が読みやすい作りでした。
注意点が2つあります。ひとつは、習慣が定着するまでは声かけが必要だったこと。わが家は「夕食前に聴く」と時間を決めたことで、ようやく続くようになりました。もうひとつは、丸つけ・添削の機能がないことです。これ単体で完結はしないので、ほかの教材と組み合わせる前提で考えていただくといいと思います。


料金と役割の比較:4つは競合していませんでした


| 進研ゼミ | Z会 | スタサプ | 基礎英語 | |
|---|---|---|---|---|
| 月額(毎月払い) | 8,290円(中1・中2) 8,330円(中3) | 15,883円 (6か月一括なら15,088円) | 2,178円 | 710円 |
| 月額(12か月一括) | 7,140円/7,190円 | 13,500円 | 1,815円 | - |
| 入会金 | 0円 | 0円 | 0円 | - |
| 添削 | あり(約3営業日) | あり(約3営業日) | なし | なし |
| 難易度 | 標準〜応用 | 応用〜入試レベル | 基礎〜応用 | 基礎 |
| 向いていること | 学習習慣・定期テスト | 記述と作文の採点 | 予習・先取り | 英語の土台 |
こうして並べてみると、4つは競合していないことに気づきました。埋めている穴がそれぞれ違うんです。
わが家が落ち着いたのは、この形でした。
スタディサプリ → 学研ニューコース → Z会
予習・理解 基礎の定着・反復 入試レベル+採点
間に挟んでいる学研ニューコース(1冊1,400円前後)は市販の問題集です。答えを直接書き込まず、ノートに解いて繰り返せるようにしています。基本問題が中心で解きやすい一方、解説はシンプルなので、物足りないところはスタディサプリの動画で補っています。


塾に通わせた場合との費用の違い


気になるのはやはりお金のことではないでしょうか。わたしが実際に問い合わせた塾の金額です(2025年時点・わたし調べ。地域や校舎で変わります)。
| 入会金 | 費用の目安 | |
|---|---|---|
| S塾(集団指導) | 33,000円 | 中2の年間で約40〜60万円 |
| M塾・T塾(個別指導) | 25,000〜30,000円 | 3教科で年間約43〜54万円 |
対して、わが家の中3の年間費用はこうなります。
| 項目 | 年額の目安 |
|---|---|
| Z会 5教科(6か月一括・月15,088円) | 約181,000円 |
| スタディサプリ(12か月一括) | 21,780円 |
| 学研ニューコース 5冊ほど | 約7,000円 |
| 合計 | 約21万円 |
集団塾の3分の1から2分の1、個別指導と比べると半分以下でした。
ただ、この21万円のうち18万円はZ会です。中2までは、スタディサプリと市販問題集で年間3万円以内に収まっていました。塾なしのコストが上がるのは、添削が必要になる中3からなのだと思います。


目的別に選ぶなら


| ご家庭の状況 | 合いそうなもの |
|---|---|
| 記述・作文の採点をしてくれる人がいない | Z会 |
| 学習習慣を定着させたい | 進研ゼミ中学講座 |
| 費用を抑えつつ演習量を確保したい | スタディサプリ+市販問題集 |
| 英語の土台を毎日積み上げたい | 中学生の基礎英語 |
上位校を目指すなら、記述と作文の採点を外に出せるかどうかが分かれ目になりそうです。Z会は高いですが、添削のためだけに払うと割り切ると見合うと感じています。予習の部分をスタディサプリで補うと、月17,000円ほどでした。
まだ定期テストで400点に届いていない、学習習慣そのものが安定していない、という段階なら、Z会は難しすぎるかもしれません。進研ゼミの定期テスト対策問題集で内申を取りにいくほうが、この時期は確実だと思います。
ただ、ひとつだけ気をつけていただきたいことがあります。学校のワークと進研ゼミの両方を完璧にやろうとすると、たぶんパンクします。わが家が退会した理由がまさにこれでした。学校の課題を先に終わらせて、余った時間で進研ゼミという順番を、はじめに決めておかれるといいのではないでしょうか。
費用を抑えたい場合は、月2,178円+問題集代で動画授業と演習の両方が揃います。添削がないぶん、カリキュラムを親が組む必要はありますが、中1・中2のうちはこれでも十分だったというのがわが家の実感です。
塾なしで455点を取るまでにやっていたこと


教材の話をしてきましたが、教材だけで点が上がったわけではありません。中3一学期の期末で5教科455点(国語95/数学89/理科94/社会95/英語82)を取るまでに、実際にやっていたのは次の4つでした。
1. 学校のワークを最優先にした
内申は学校のワークと提出物で決まります。通信教育はそのあと。この順番を崩さないことが、結果的にいちばん点数に効いたように思います。
2. 答えを問題集に直接書き込まなかった
ノートに解くようにしたので、1冊を3周できています。教材費が実質3分の1になりました。
3. 予習は動画、定着は紙で分けた
新しい単元は動画で理解してから、紙の問題集で手を動かす。この順番にしてから、数学の失点が減りました。
4. 足りない穴を1つだけ特定した
わが家の場合は記述の採点でした。あれもこれもではなく、穴を1つに絞って埋めたのがよかったのかなと思っています。
一方で、うまくいっていないことも書いておきますね。素内申は40で、志望校に必要な43にはあと3足りません。副教科(音楽4・美術3・保健体育4・技術家庭5)が伸びず、5教科は24取れているのに全体で届いていない状態です。6月の模試では5教科偏差値65でしたが、第一志望はD判定でした。
塾なしでも点数は取れます。でも内申は教材だけでは解決しないなというのが、いまの正直な気持ちです。




まとめ:迷ったら、まず資料請求から


わが家の長男は結局、進研ゼミを1年で退会し、市販教材に戻り、中3の夏にZ会を足しました。遠回りに見えますが、この遠回りをしたおかげで「うちに足りないのは添削だったんだ」とはっきりわかりました。
はじめから正解を引く必要はないのだと思います。資料請求や無料体験はどれも無料ですし、まずはお子さんに見せて、反応をみるところから始めてみるのはどうでしょうか。
同じように塾なしで悩んでいらっしゃるご家庭の、参考にしていただければ嬉しいです。
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